2016-01-01から1年間の記事一覧

やる、やらない、やれる、やれない

最近、「やれるのにやらない」「やれるのにやれない」の違いを考えている。 「やれるのにやらない」、これは能力があるにも関わらず行動を起こしていない状態で、ときに怠惰とみなされる。一方「やれるのにやれない」は、持っている能力が何らかの理由によっ…

生活はつづく

私はずっとここが好きだから、できることならハチもここを愛して、その思い出を忘れないで大切にしてほしい。 吉本ばなな『ハチ公の最後の恋人』 古くなった家具とベッド、布団を捨てた。早ければ来月の末に引っ越すと思う。 4年も住むとだいぶ街に慣れてき…

さくらいみかげのセンチメンタルジャーニー

なにが悲しいのでもなく、私はいろんなことにただ涙したかった気がした。 ーーーよしもとばなな『キッチン 』 父と母が家にきて、4時間くらいいて、帰っていった。 父は還暦を超え、会うたびに老いてゆくのが目に見えてわかるような年齢になった。いや、たぶ…

おばあちゃんからの手紙

みかちゃんへ 先日はお手紙をありがとうございました。いつも思っていて下さることが充分に伝わってきました。何度も読みました。ありがたく嬉しく思います。間もなく2年になります。過ぎてみれば早い様でもあり つい昨日の様にも!! 昨年は本当に日々虚し…

おばあちゃんへの手紙

おばあちゃんへ お元気ですか。前に痛めた足腰の具合はどうですか。風邪を引いてはいませんか。 この前は美味しいものをたくさん送ってくれてありがとうございました。 お母さんと相談して、もらった牛肉は玉ねぎと炒めて牛丼にして美味しく頂きました。お母…

(みじかい日記)いまから百年後に

いまから百年後に 私の詩の葉を 心をこめて読んでくれる人 君は誰かー こんな一節から始まる詩がある。インドの詩人、タゴールの『百年後』という詩である。 この詩を知ったのは母校での教育実習中だった。私が現役JKだった頃在籍していた合唱部がコンクール…

あなたとわたしがつながるせかい

美術館に行くのが好きだ。 そんなに足繁く通うわけではないけれど、時々無性に行きたくなる。芸術の鑑賞の仕方は正直よくわからない。だけど確かに「なんとなくうけとるもの」はあって、美術館に行くのはそれを得るためのような気がする。それから、いろんな…

When I was seventeen

"Oh! May girls be happy."とは、わたしが通った女子校のいわばスローガンのようなもので、夏の文化祭のポスターなんかによく書かれたりしていた。なんでこんな言葉が?と不思議に思われるかもしれないが、あんまり詳しく書くと身バレしそうなので深く追及は…

あこがれの場所

小学校高学年のとき。いじめられていて、以前は仲が良かった友達とのつきあいがめっきり減ってしまったわたしはインターネットに逃げた。今思えば逃げる場所があっただけよかったと思う。インターネットはわたしの心を大いに癒し、救ってくれた。 当時のわた…